論文式試験に特化できる強みを活かそう!
短答式試験免除者にとっての最大の強みは、最初から論文式試験に特化できることです。
ここでは、その強みを生かした短答式試験免除者のプランを提案しています。
自分自身にあった勉強プランを見つけていく上で、参考にしてみてください。
苦手科目をゼロにしよう!
公認会計士試験、その中でも特に論文式試験に合格する為には、得意科目をいくつか作るより、苦手科目をなくすことが重要となります。
なぜなら、得意科目で失敗したり、努力が報われない問題が出題されることはありますが、苦手科目で成功することはほとんどなく、合格ライン上の受験者数が団子になっていることを考えると、苦手科目で大きく差をつけられたら、合格することは困難になると考えられるからです。
もし短答式試験の勉強をしなければならないならば、基礎的な定義や論点を暗記する余裕がなく、短答式試験の前に苦手科目を完全に克服することは難しいと考えられます。
しかし、論文式試験のみ受験すればよい場合、早いうちから理論科目の暗記や計算科目の応用的な論点の理解が可能となり、早い段階で苦手意識を潰すことができます。
そして、得意科目は苦手科目がなくなった後に作っても、論文式試験までに十分間に合うと考えられます。
科目合格している受験生の学習プラン
もし、何科目か科目合格をしている場合、1つの科目に割ける時間が多くなります。
ここでは、そのような科目合格者の勉強方法について考えます。
論文式試験では得点調整(詳しくは論文式試験についてをご覧下さい。)がなされるため、他の受験生が正解できる問題を確実に正解できることが、論文式試験最終合格への重要な課題となります。
しかし、そのような問題を確実に正解するということはとっても難しいことですよね。
これらの課題を克服するために、科目合格制でしか出来ない勉強方法を2つ考えてみました。
その1
金銭的に余裕がある方は自分が所属している専門学校の他に、もう一つ受験生シェアの大きい専門学校の教材や答練を入手して解く。
ある専門学校の生徒にとっては簡単な問題でも、他の専門学校の生徒にとっては難問ということはよくある話です。
もし、受験生シェアの大きな専門学校生にとって簡単な問題が出題された場合、その問題は「取らなければならない問題」となってしまいます。
実際、この格差によって、予備校間の合格率が大きく変わった年もあります。
自分の専門学校の教材と他校の教材を併用するということは、公認会計士受験界ではタブー視されていることではありますが、1つの科目に時間を割ける科目合格者なら可能と考えられます。
その2
もし、金銭面や時間面で余裕がなければ、「公認会計士試験コミュニティ」の掲示板等を用いて、自分が所属している専門学校では扱っていないが他校では基礎とされている論点を知り対策することにより、その1と同様の効果を得ましょう。
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